病院を退院後は青森の老健に入所したので、その母の精神的介護のために、娘である私は群馬から青森までひと月毎に見舞いに通っています。
そのため、両親の故郷でもある北海道が近いので、春と秋には夫と2人で車で行くようになりました。
そのうち、私の先祖が暮らした雄大な北海道がすっかり好きになってしまったのです。
北海道は広いので、どうしても一週間はかけて回ります。
年金生活の私達は、贅沢はできないので、なんとか安いホテルや旅館を探しては泊まっています。
昨年の秋、「たまには高級なホテルに泊まりたいねえ」と夫と話していて話題に上ったのが、ウィンザーホテル洞爺でした。
2008年サミットで度々テレビに登場したので、よく覚えていたのです。
真っ白な鶴が両のつばさを大きく広げたような美しい外観と、なんと言っても、洞爺湖と噴火湾に囲まれた高台にあるホテルからのそれはそれは美しい景色。
そして、レストランのお料理は世界一と言われていること。
洞爺湖に行くのだからと、宿泊代を調べてみて、がっかり。やはり、私達が泊まれるような値段ではありませんでした。
「もう数年してほとぼりがさめたら安くなるかも知れないよ。待つことにしよう」と夫。
洞爺湖のほとりの安いホテルの窓からウィンザーホテル洞爺を見上げながら、「きっといつかはあのホテルに泊まってやるぞ」と心に誓った私でした。